InterBEE 2025でのキヤノン様とのコラボレーション 「MCO」
- AMP PR team
- 2025年12月4日
- 読了時間: 5分
更新日:1月29日
先日、幕張メッセで開催された日本最大級のメディア総合イベント「InterBEE」にて、キヤノン様(キヤノン株式会社/キヤノンマーケティングジャパン株式会社)のブースにお招きいただき、トークセッションに登壇いたしました。今回は、キヤノン様が開発中の最新ソリューション「マルチカメラオーケストレーション(MCO)」をテーマに、弊社スタジオでの実証実験で得られた知見や、これからの映像制作の在り方についてお話しさせていただきました。本記事では、当日の登壇内容のハイライトと、私たちが目指す今後の展望についてレポートします。

1. カメラが「チーム」になる。MCOとは何か?
今回お話しした「MCO(Multi-Camera Orchestration)」は、キヤノン様がPTZカメラ(リモートカメラ)向けに独自で開発しているソフトウェア・ソリューションです。一言で言えば、「1台のメインカメラを人が操作すると、残りのカメラが自動で連動して最適な画を撮ってくれる」システムです。
従来、ワンマンオペレーションや少人数の現場では、操作しきれないサブカメラは「置きカメ(固定)」にならざるを得ませんでした。しかしMCOでは、AIによる画像解析を行う「俯瞰カメラ」が全体の状況を把握します。例えば、「メインカメラが寄りの画を撮っているから、サブカメラは引きを撮ろう」や「対談相手が話し始めたから、そちらにカメラを向けよう」といった判断をシステムが行い、あたかも熟練のカメラマンチームが連携しているようなスイッチング素材を自動で生成してくれます。

2. 登壇の核心:「省人化」ではなく「表現の拡張」
セッションの中で、私が特に強くお伝えしたかったのは、この技術をどう使うかという「思想」の部分です。自動化技術というと、どうしても「人を減らす(コストカット)」という文脈で語られがちです。しかし、弊社が提案したのは「省人化ではなく、表現の拡張」という視点です。
従来の課題: 人手が足りないと、カメラワークが単調になり、映像のクオリティが下がります。
MCOの導入: 構図の確保や追従をシステムに任せることで、人間は「攻めの演出」や「ここぞという瞬間の表情」を捉えることに集中できるのです。
つまり、技術によって「チームワーク」を再現・補完することで、「人数は同じでも、これまでは撮りきれなかったクオリティの高い映像」を実現できます。これこそが、私たちが考えるMCOの真価です。

3. トラッカー不要!バーチャルプロダクションの民主化
また、技術的なハイライトとして実演紹介したのが、「バーチャル合成システムとの連携」です。通常、カメラが動いても背景がズレないバーチャル撮影を行うには、高価なセンサーや複雑な設定が必要です。しかしMCOは、自身の位置解析技術を応用することで、特別なトラッカーなしでUnreal EngineやAximmetryといったシステムと連携が可能です。
弊社の検証でも、わずか10分程度のキャリブレーション(調整)で、パン・チルト・ズームに背景が追従する没入感のある映像を作り出すことができました。「ハイエンドな機材がないとできない」と思われていたバーチャルプロダクションの敷居を、このソリューションは劇的に下げてくれる可能性を秘めています。


4. 今後の展望:技術で「遊ぶ」ことが未来を創る
セッションの締めくくりとして、「まず遊んでみる(トライアル)」ことの重要性をお話ししました。どんなに優れた技術も、現場で使い倒し、時にはメーカーの意図しない使い方をすることで新しい価値が生まれます。弊社(AMP)では、CR-N300をはじめとするPTZカメラやNDI、そして今回のMCOといった最新技術を、スタジオ運用だけでなく出張配信やイベント収録といった現場へ積極的に投入していきます。
「キヤノン様の堅牢な技術力」×「弊社の現場対応力」
このシナジーによって、お客様により自由で、より高品質な映像体験を提供してまいります。

謝辞
改めまして、業界の未来を切り拓くこのプロジェクトにお声がけいただき、InterBEEという晴れ舞台をご用意くださいました、キヤノン株式会社様、キヤノンマーケティングジャパン株式会社様、そして当日ブースにお立ち寄りいただいた皆様に心より感謝申し上げます。
お問い合わせについて
弊社では、最新の制作ソリューションやバーチャルプロダクションを活用した映像制作・配信のご相談を承っております。「新しい技術でこんなことはできないか?」といったご相談も大歓迎です。ぜひお気軽にお問い合わせください。
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キヤノン様
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AMP合同会社
映像制作の未来を共に切り拓く
私たちの目指す未来は、映像制作の新しい形を創り出すことです。MCOの導入により、映像制作の現場は大きく変わります。私たちの技術を活用することで、より多くの人々が映像制作に参加できるようになります。これは、映像制作の民主化とも言えるでしょう。
新たな可能性を探る
私たちは、映像制作の新たな可能性を探求し続けます。MCOを通じて、映像制作のプロセスをよりスムーズに、そしてクリエイティブにすることができます。これにより、より多くの人々が自分のアイデアを映像として表現できるようになるのです。
結論
映像制作は、技術の進化と共に変わり続けています。私たちAMP合同会社は、キヤノン様と共にその変化を先導していきます。私たちの目指すところは、ただの映像制作ではなく、クライアントの思いを形にすることです。新しい技術を駆使して、皆様のメッセージをより多くの人々に届けるお手伝いをいたします。



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